先輩職員の紹介

看護課

看護業務について

業務内容について教えてください。
ご利用者様の健康管理(バイタルチェック・胃瘻・褥瘡ケア)、服薬管理や与薬管理などが主な内容です。
ADL向上や在宅復帰に向けて各部署と連携を取っているかと思いますが、看護課として気を配っていることや、努力をしていることを教えてください。
各部署との担当者会議に出席、又は資料に目を通し、ご利用者様の全体像の把握に努めています。
ご利用者様自身で行える事は「介助しすぎない」ように、且つ安全に配慮し見守るようにしています。
食事摂取状況、体重増減も加味し食事形態の変更など、他部署と相談しながら行っています。
入所されている方の中には医療依存度の高い方が入所されていますが、どんな方が入所されていて、どのように処置等をされていますか?また、医療依存度の高い方へのサポートで気を付けていることを教えてください。
胃瘻栄養法による栄養投与の方がいらっしゃいます。PEG刺入部の清拭、こより交換を毎日行い異常の早期発見に努めています。自己抜去の恐れがある方には特に見守りの強化、腹帯の使用を行っています。インスリン注射を行っている方には全て看護師管理による血糖測定、注射を行っています。

介護課

ケアについて

業務内容について教えてください。
朝、夕のご利用者様の送迎、体温・血圧測定、通常リハビリテーション、個々の連絡ノートの確認・記入、食事とおやつの配膳・介助、排泄介助、口腔ケア、入浴介助、レクリエーション。これらを1日通して行います。
老健の介護士として気を付けていることがあれば教えてください。また、ADL向上や在宅復帰に向けて各部署と連携を取っているかと思いますが、介護課として気を配っていることや、努力をしていることを教えてください。
ご利用者様1人1人に話しかけ、コミュニケーションを図り、笑顔や笑いのある温かい雰囲気作りを心掛けて、ご利用者様が「今日も1日楽しかった」と言ってくださることが、1番の励みになります。又、リハビリ課と連携し、残存している身体の機能をできるだけ活性化できるように協力し、事故防止に努めています。
日々のレクリエーションなどについて教えてください。
四季折々の制作物や脳トレをご利用者様の能力や要望に応じて行っております。おやつ後などはカラオケで盛り上がって楽しんでおります。
認知症の方へのケアについて気を付けていることを教えてください。
職員1人1人が新しい情報を常に共有し、同じケアを提供することにより、精神面の安定に努め、おだやかに安心して過ごせるように心がけております。

リハビリ課

リハビリ課について

業務内容について教えてください。
ご利用者様の短期集中リハビリテーション(入所3ヶ月、週6回)、個別リハビリテーション、集団リハビリテーションを行っています。初期評価、定期的評価を行い、ご利用者様の身体機能・認知機能を把握し、ご利用者様やご家族のニーズに沿って目標を設定し、プログラムの立案・遂行をしています。
新規で入所した方の目標設定やADL向上に向けて工夫していることを教えてください。
リハビリテーションを進めていくうえで精神的に安定されていることが大切である為、まずは施設に慣れていただく事、職員や他のご利用者様に慣れていただく事が第一だと思います。ご不安無く生活するためにコミュニケーションを図り、ご利用者様との信頼関係を築けるよう努力しています。
初期評価を行い、ご利用者様ご家族のニーズに沿って目標設定を行い、ADL維持・向上に結び付けられるようにリハビリテーションを行っています。またリハビリテーションの時間のみならず、看護師・介護士・ケアマネージャーと日常生活での動作を行う上での介助方法を相談しながら、ADL維持・向上への工夫を行っております。
3ヶ月後のADL向上や在宅復帰に向けての各部署の連携はどのように取っていますか。
ADLにおいての介助指示はリハビリ技師が出していますが、機能の向上に伴い、介助量が減ってきた場合、リハビリ技師が看護師や介護士、ケアマネージャーに相談して介助量に変更を申し出ることもあれば、看護師や介護士、ケアマネージャーの方から相談があり介助量を変更することもあります。リハビリ技師と看護師・介護士・ケアマネージャーが常に連携を取り合いながら、ご利用者様のADL向上と在宅復帰に向けて努めています。
ご利用者様とのかかわりで気を配っていることがあれば教えてください。
ご利用者様の状態を常に観察し、ちょっとした変化にも気づき速やかに対応ができるように心がけています。また、ご利用者様であるその人自身を理解しようという気持ちを大切にし、ご利用者様本人のお話に傾聴をし、寄り添って一緒に楽しく生活ができるように心がけています。
1日1日が「楽しい」「嬉しい」「良かった」と笑顔で過ごせる生活空間を目指しています。リハビリテーションも「辛い」ではなく「楽しく」できること、やってよかったとご利用者様が笑顔になれるように心がけています。
在宅へ戻れそうな方・寝たきりの方・認知症がある方へのリハビリについてはどのようなことをしているのか、内容と工夫を教えてください。
ご利用者様の今の状態を的確に評価し、ご利用者様のニーズを傾聴し、目標設定もご利用者様と共に行います。その人を良く理解すること。100%理解するのは難しいかもしれませんが、私たちに何ができるかを考え、理解しようと努力する気持ちが一番大切だと思います。
ご利用者様の今後の時間と余生を有意義に過ごして頂く為に、何をすべきか、何が必要なのか、私たちに何ができるかを考え、ご利用者様の施設での生活(リハビリテーションの時間も含めて)を考えています。そして生活の全般がリハビリテーションととらえています。

栄養課

おいしい食事について

おいしい食事を提供するために努めていることや業務内容について教えてください。
栄養バランスを考えた献立で旬の食材を使用し、季節感を感じられるメニューを提供しています。
また、温かいものは温かく、冷たいものは冷たい状態で提供しています。食欲を上げるための彩りや盛り付け方にも気を付けています。施設内の厨房で調理し、いつも作り立ての料理を提供しております。
衛生面について気を付けていることがあれば教えてください。
〈手洗いの徹底〉調理に入る前、トイレに行った後、盛り付け作業に入る前など、ポイントでしっかり手洗をしています。
〈温度管理〉原材料や調理後食品の温度管理の徹底、厨房内の温度と湿度を適切にすること、また従事者の健康状態の確認など衛生管理マニュアルに沿って行っています。
食形態の工夫が必要なご利用者様へ気を付けていることを教えてください。
食形態は1人1人の身体の状態に合わせたものにする必要があります。しかし食事はその見栄えもとても重要です。刻み食やミキサー食は見た目よりも食べやすさや飲み込みやすさを重視して作っていますが、見た目のおいしさも損なわれることで、食欲が減退し、逆に食べられないということにならないように味や調理方法、盛り付けなどを工夫して少しでもおいしく食べられるようにしています。